ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

ビートたけしが襲われた

 今日は事情があって手短に。
 昨夜ビートたけしが襲われたというニュースを知った。最初は大昔のフライデー襲撃の話か何かと思ったが、「襲った」のではなく「襲われた」のがビートたけしだった。いやはや、昭和の人間であることを痛感したが、怪我がなくて本当によかった。

ビートたけしさんが乗る車襲われる 鈍器のようなもの持った男を確保:朝日新聞デジタル
ビートたけしが乗った車が刃物を持った男に襲われる 小刀とつるはしでガラスを叩く|ニフティニュース


 たけしはその夜出演していたテレビ番組で、進行役から「10月、11月に行なわれる衆議院選挙の場合は、たけしさんは自民党に入れるということですか?」とふられ、「いや!共産党です!」と答えたという。いつものたけし節で、これが「原因」という話はないが(「原因」は襲った人間の側にある)、もし、「きっかけ」がそういうことなら、何と陰湿で硬直しているのかと思う。

 これが全くの個人の自発的な行為か、他からそそのかされて及んだ行為かはわからないが、構造上は、調子に乗ってる奴は黙らせる、ということだ。今後たけし本人に心理的な圧力がかかるだけでなく、メディアに出てくる他の芸人やタレントへのメッセージとしても、これはけっこう強烈な効果があるだろう。選挙前という時機的なこともあるので、こうした口封じと馴化が陰に陽に、あるいは大なり小なり繰り返されるかもしれない。この国の暗部を見る感じ。ほんとうに嫌な話だ。





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