ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

ボーナスもらってトンズラ?

 パソコンが壊れたために急遽引っ張り出した一つ前の古いパソコンは、昨年1月以降もうサポートしませんと宣言されているWindows7装備品で、セキュリティーの心配があるため、新しいものを買うことにした。昨日新品パソコンが届いたので、立ち上げてみたが、プリンターなど周辺機器が古いせいか、スムーズにことが運ばない。同じところで何度も躓くことが多くて、疲労困憊。年のせいにはできないけれど…。

 昼にテレビを眺めていたら、自民党岸田・前政調会長が出演し、2F幹事長が「責任はある」けど「関わってない」と発言した、例の河合案里陣営への選挙資金1億5千万円問題について、その使途をきちんと説明すべきだと声を上げていた。おおっ?と思ってしばらく見ていたが、菅原一秀議員辞職や2Fの「(政治とカネは)ずいぶん綺麗になってきている」発言もある中、別角度から「自民党とカネ」の問題を突っ込まれると途端に「安全運転」モードになるところなどは全然変わっていない。番組の冒頭で紹介されていたが、次期首相には誰がふさわしいかという世論調査で、上から6番目の4%という低評価に甘んじている岸田氏にとって、「起死回生」「再浮上」をもくろんでのテレビ生出演だったと思うが、そういう気迫も気骨も感じられなかった。小泉純一郎の二番煎じに過ぎなくとも、そんな自民党ならぶっ壊すくらいのことを言えなければ、世論はついていかない。知ってることをしゃべって、ガースーや2Fにプレッシャーをかければよかったのだ…。

 1億5千万問題はさておき、菅原一秀がまた醜悪である。検察が当初きちんと立件しなかったせいもあるが、議員辞職など遅きに失しているし、そもそも国民に対して事件のあらましを何も説明しないで「トンズラ」するつもりである。6月1日まで辞職を引っ張ったことで、300万超という夏のボーナスが支給されるとのこと。
辞職の菅原氏に“ボーナス満額支給”ナゼ?|日テレNEWS24

6月2日付朝日新聞デジタルによれば、これについての批判には、こう答えている。

菅原氏「夏のボーナスは全額返上」 批判受け?FB投稿:朝日新聞デジタル


菅原氏はフェイスブックに「昨日、議員辞職願を提出しました。明日の本会議で辞職の許可がされる予定です」と報告。続けて「月末予定の賞与(昨12月~今5月分)は当初より、全額返上するつもりでしたので、その手続きに入ります。法律上、返上が叶(かな)わなければ、昨年同様、被災地に全額お送りさせていただきます」と投稿した。

 「法律上、返上が叶わなければ」とはお笑いぐさだ。遡って、歳費も含めた全額を被災地に送るべきだ。もっとも、その「被災地」とは練馬区ではないかと疑うが…。

 先週、公明党公職選挙法違反で当選無効となった国会議員に歳費の返納義務(4割)を課す法改正案を自民党に提示したということだが、併せて、官房機密費も20年か30年後には具体的な使途を明らかにするような法整備をしないと、税金の着服、中抜きといった習いにも歯止めがかからないように思う。


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