ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

ロイター通信 ピンハネの構図を報道

 「まだやる、アベノマスク!」にも絶句するが、こちらの“政府発「持続化給付金」が中抜き(ピンハネ)されていく仕組み”の方も、ネット上で大きなインパクトを与えるネタになっている。
 独善的な内と外のダブルスタンダードに浸りきっている日本政府にとって、今回の「持続化給付金」の中抜き問題についても、所詮内輪の話と、騒ぎになってもさして気に留める様子もなかったが、事実をこうして外からロイター通信に突かれて、どうだろうか。日本の人の健忘症に慣れっ子になって外向けスタンダードをおろそかにしていると、後で手痛い目にあわないだろうか。多くの国民にとってもこれは恥辱である。

 図は「𓇋𓍯𓋴𓎛𓇋𓃭𓍯𓎼 @yoshilog」さんのTwitterより。“請負契約の流れ(滝)”:日本政府 →サービスデザイン推進協議会 →電通 →傘下(パソナら3社とその他少なくとも50社ほどが絡んでいるが、詳細は不明) 

 しかし、思うに、この図はまだ“未完成”ではないか。時差はあるが、資金が政治献金やその他さまざまなかたちをとって政権中枢や自民党に還流するところまで図示しないと話は完結しない。アベ政権は単に「お友だち」優遇で特定の企業を儲けさせているわけではないのだ。
 アベがことあるごとに「悪夢の民主党政権」と言うのは、「民主党」がこうした還流システムに手を付けようとしたからだ。このシステムに乗っかって長年甘い汁を吸ってきた連中にとっては確かに「悪夢のような3年間」だっただろう。だから、「悪夢」が去るや、その反動でそれまで以上に露骨に税金や国有財産からの強奪に精を出した。その結果が、森友・加計であり、桜であり、今回のコロナ禍のアベノマスク、持続化給付金、Go Toキャンペーン………その他、諸々なのだ。わかりやすいにも程がある。亡者、亡国の構図。



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