ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

3年前、安倍くんの同級生は…

 安倍首相と成蹊小学校時代の同級生だったという医師の発言を動画にしたもの(といっても静止画面で字幕だけ動くもの 3年前)がある。実をいうと、いつだったかは覚えていないが、前に一度見ていたもので、なぜか今日思い出して改めて眺めてみた。一部引用させていただく。

同級生が安倍晋三を語る「早く退陣してほしい」 - video dailymotion

「……安倍くんは目立たたないおとなしい子供でした。今思えば、立っているときはよく手を後ろに組んで偉そうだったのを思い出します。でも今のようなサイコパスではなかったし、品もあったし、友達もいて、決して感じの悪い子ではありませんでした。……小学校卒業のサイン帳。友人が安倍くんに書いてもらったのを、見せてもらいました。「将来、総理大臣になるから、そのときは云々(でんでんじゃないよ!安倍くん!)してあげる」という内容でした。まさか現実になるとは、冗談で終わればよかったのにと思います。……最近のふてぶてしい答弁を見ていると、いっぱい権力を握り、回(ママ)りも固められて、立派な鎧はつけているけど、中身は弱弱で自信がないんだろうなあと思います。……」

 その他、担任の先生の「薫陶」とか、「おじいちゃま」の岸信介に洗脳されたのでは…とか、いろいろと述べられていたが、個人的に一番印象深かったのは、上に出てくる「サイン帳」の件だ。この同級生の方の真意は、安倍首相が小学校卒業の段階でもう自分は総理大臣になると言っていて、それがまさかまさかの現実になってしまった(そんな器の子じゃなかったのに)……というところだと思うのだが、しかし、私の見方は少しずれていて、もしこれが事実だとしたら、安倍首相の「お友達優遇」の「利益供与」の片りん(原点かもしれない)はすでにこのときに現れていたのではないかと解釈した。小学生くらいの子どもが、将来一国の総理大臣になろうと思って考えることは何だろうか。「自分が総理大臣になったら、日本をこういう国にしたい」とか「こういうことをして世の人々の役に立ちたい」とか……ふつうはそういう類のことを考えるのではないか。
 だが、安倍首相はそうではなかった。「(君に)してあげる」のである。森友、加計、桜……そして、残念ながら非常事態下の今でも同じだ。だから、感染防止にならないマスクに不当に高額の公金を当て、素性のわからない業者に委託してもうけさせたりする。これではアビガンやレムデシビルの承認だってわかったものではない。スピードが大事と言いながら、ほぼ中途半端に時間だけが過ぎていく中、支給は「8月から」などとあり得ないミスリーディング(reading)をして国民を不安にさせる。

 「品があって、感じの悪い子ではなかった」のにどうしてこうなったのか、という問いの立て方は、たぶん的外れなのだろう。むしろ「品がなく、感じが悪い子」であったら、こうならなかったのだ。そもそも安倍総理に自身の幼少時や成長過程の責任を負わせる必要はない。現在の責任をとらせることが重要だ。そしてまた、彼を総理大臣に担ぐ勢力、集団にも…。

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