ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

“赤点”リーダーとその国

 『アエラ』の最新号に、コロナ禍に向き合う各国のリーダーたちの“通信簿”なるものがあることを知った。まだ終息が見えない中で、こういうのはいかがなものかという気がするし、そもそも「結論」が見え見えである。それに、各国のリーダーを採点しているようでいて、実は、その国、その国民の採点・評価ではなかろうかとも思う(もし、各国とも“民主主義国家”を標ぼうするのであれば……)。Webでも見られるので以下に引用させていただく。

https://dot.asahi.com/aera/2020042100036.html?page=1

 それにしても、「非常事態」のさなか、「学生の13人に1人が退学を考えなければならない」大学とか「出社しないと無給になるので行かざるをえない」(派遣)社員とか、「陽性なのに看護師を働かせる」大阪の病院とか、………この国では制度・しくみががらがらと音を立てて崩壊に瀕している。大げさでなく生死の境目におかれる人は増える一方で本当に厳しい状況だ。「この1、2週間」、「この1、2週間」と2月の末からヤマ場、ヤマ場が繰り返されてきたが、あと1週間で4月が終わろうとしている。他方、台湾では人々がもう国内を旅行してるとか、ヴェトナムでは経済活動が一部再開されたとか、危機を潜り抜けて何とか動き出している他国の様子を聞くと、何ともやりきれない気持ちになる。もちろん“赤点”リーダーとそれを選んだ国民が悪いのだろうが、もはやそういうレベルの話さえ“場違い”なほどの危機におかれているのが今の日本国ではないのか。