ペンは剣よりも強く

日常と世相の記

「小池・学歴詐称問題」の再燃

 外国語には興味があるので、いろいろな言語を「かじった」ことがあるのですが、アラビア語はなかなか手強い感じがあります。日本にも専門家はいるので、日本語を母語にする人にアラビア語の習得が無理ということはないのでしょうが、英語やロシア語などとは大分色合いの違う言語であるのは確かです。
小池氏もカイロ大で学んだアラビア語 会話で教育レベルがわかるのはなぜ?:朝日新聞GLOBE+

 もちろんこれは個人の感想です。どんなレベルかはわかりませんが、小池・現東京都知事アラビア語の通訳ができるのだから、昔はへぇー、すごいもんだと思っていました。しかし、4年くらい前に『女帝 小池百合子』という本が出て、大々的に彼女の「学歴詐称」が疑われるようになり、自分でも少し調べてみると、これはかなり怪しいという感じがしてきました。彼女が自著の経歴で称している「カイロ大学文学部首席卒業」の「首席」が「事実」でないことは本人も認めています。曰く「先生から『非常に良い成績』といわれた(ので)……うれしくてそれを書いた」と言うのです。おいおい、ちょっと待て、です。こういう素性の人ですから、カイロ大学の卒業自体も推して知るべしという疑念は拭えません。
小池百合子都知事、カイロ大卒「証書ある」と強調も…首席には「良い成績と言われた」 月刊誌報道受け - 産経ニュース

 それでも4年前に詐称が疑われたときには、小池知事は「卒業証書」の原本に加えて、カイロ大学の学長名入りの「公式証明」まで公開したため、騒ぎは沈静化しました。
小池知事、カイロ大学の卒業証書原本を公表「ご自由にご覧頂きたい」 | Business Insider Japan

 しかし、思い返すに、何となく大げさな感じはしました。(首席かどうかはともかくとして)「卒業証書」があるのなら、それ一枚示せば済む話です。わざわざカイロ大学が学長名入りの文書を出し、エジプト大使館がそれを公表し、「この人は(正真正銘)カイロ大学を卒業した人に間違いありません」と声明を発するわけです。これは何と言えばよいのか、「卒業証明書」ではなく「卒業声明書」でしょうか。そもそも一外国人の卒業生にそこまでする理由は何だろう、ずいぶん念の入った話ではあるなぁ、と。

 しかし、これが小池氏側がエジプト大使館に頼んで出してもらった声明、つまり「やらせ」の一種だとすれば、話がちがってきます。文春によれば、この「声明」は元側近の助言を受けた小池氏が、あるジャーナリストに文案をつくってもらい、それをエジプト大使館に(手を回して)公表させたものだというのです。
小池都知事「元側近」の爆弾告発「私は学歴詐称疑惑の“隠蔽工作”に手を貸してしまった」 | 文春オンライン
【小池都知事「学歴」に新証言①】「私がカイロ大声明を発案した」 小島敏郎 元都民ファーストの会事務総長(月刊文藝春秋5月号掲載) - YouTube
【小池都知事「学歴」に新証言②】「声明の原案を書いたのはA氏」 小島敏郎 元都民ファーストの会事務総長(月刊文藝春秋5月号掲載) - YouTube

 この件については、弁護士の郷原信郎さんの当時のコメントがあります。引用です。

……このようなカイロ大学側のコメントは、……「卒業した」と述べているだけで、それを具体的に裏付ける事実は全く含まれていない。 むしろ、今回の声明で、注目すべきは、カイロ大学の声明が、エジプト大使館のフェイスブックに掲載されたことである。この声明にエジプト大使館が公式に関わっているとすれば、なぜ、小池氏の個人的な問題に、エジプト大使館が関わるのかという疑問、しかも、本来、大学卒業の有無は、卒業生に交付された卒業証書や卒業証明書によって証明されるべきものであるのに、なぜ、カイロ大学が、小池氏を特別扱いするのかという疑問が生じる。 不可解なのは、小池氏の学歴詐称問題が再び注目を集めたのは、石井妙子氏の著書【女帝 小池百合子】が5月31日に発売されたのが契機であり、(声明が発表されたのは)まだ一週間余りしか経っていないことだ。しかも、日本の一般メディアでは、その問題は殆ど報じられてもいない。それなのに、なぜ、エジプト大使館やカイロ大学が、「学歴詐称」や卒業証書の信憑性が問題になっていると知ったのか。小池氏側から何らかの働きかけがあったのではないか。日本は、エジプトに多額のODAを供与している。そういうエジプトとの関係を背景に、小池氏が個人的な問題に関して、エジプト大使館を通じてカイロ大学への働きかけをしたとすると、日本とエジプトとの外交関係に影響する問題にもなりかねない。……
小池氏は政治生命の危機!元側近「爆弾告白」で学歴詐称疑惑は最終局面に | 郷原信郎の「世の中間違ってる!」

 この「卒業声明」は小池氏とエジプト大使館のあいだでまとめられた話(隠蔽工作)で、カイロ大学は全然知らなかったという疑いが濃厚になってきました。真相はいかに――日本のジャーナリズムの力量が試されている感じがします。



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清水ミチコさんの「実験」

 先週毎日新聞を見ていたら、三面の「万能川柳」が3日続けて政治ネタばかり集めていて、「おやっ?」と思いました。選者の仲畑氏の「気まぐれ」か、それともその種の句が多すぎて掲載せざるを得なかったのか、いずれにしてもここから垣間見える「世相」は、自民党が「期待!」しているような「政治不信 → 政治嫌悪・政治忌避(=投票に行かない)」とは少し異なる感じがしないでもないです。いくつか引用させてください。

<4月2日(火)>
☆納税は個人の自由民主党    (仙台 小林さん)
・大臣が良く辞める党ジニン党  (壱岐 白井さん)
・5人衆指名手配のように見え  (下関 則夫さん)
・自民村法令特区に誰がした   (高石 ユーさん)
・永田町カネゴン発見特捜部   (宇部 ねこじじさん)
・泥棒を集めてをかし刷新会   (横浜 花色もめんさん)
投票率高くなったら困る党   (埼玉 やすべえさん)

仲畑流万能川柳:納税は個人の自由民主党 | 毎日新聞

<4月3日(水)>
☆記憶ない大臣なんて大丈夫?  (本庄 支持拾六さん)
・「適切な納税」党是にしたらどう?(海老名 水無月さん)
・不記載が許される議員(ひと)ダメな国民(ひと)(山口 高介さん)
・裏金で辞めず不倫で辞める国  (五條 ノウセイさん)
・麻生さん選挙に通る七不思議  (大東 ハミニクさん)
・特捜部特が付くので期待した  (仙台 加藤さん)
・「しっかり」と「ていねい」使えば凌げます(和歌山 豆煮えた?さん)
・ぶらり旅「裏金の街」永田町  (下松 暇人さん)
・火の玉になってと言った人誰だ (宇都宮 栃木の虎吉さん)
・ちょっとずつ違うタイプのダメ総理(千葉 喜術師さん)

仲畑流万能川柳:記憶ない大臣なんて大丈夫? | 毎日新聞

<4月4日(木)>
☆どう見ても悪党なのに偉い人  (久留米 モロヘイタさん)
・法破る人が法律作る国     (船橋 植田たぬきさん)
・暗記より忘却を推す文科相   (大分 赤峰さん)
・「忸怩たる思い」有権者(こっち)のセリフかも(富田林 山本さん)
・私腹なら議員自腹は庶民です  (掛川 僕ディランさん)
・麻生氏に美人と言われたくもなし(龍ケ崎 おまめさん)
・記憶ない我家で言うたら「呆けたんか」(池田 池田のヨンさん)
・句で笑いとばせなくなってきた政治(座間 ぼうちゃんさん)
・最近は言わなくなった「聞く力」(川西 波高しさん)
・不都合は白黒避ける岸田さん  (大分 冨久どんさん)
・落としても比例代表生き残る  (伊東 小粒山椒さん)

仲畑流万能川柳:どう見ても悪党なのに偉い人 | 毎日新聞

 小生も体調の良い日は、外で草を取りながら、替え歌を口笛にして笑ってます。端から見てると、この人何ニヤニヤしてるんだろうと怪しまれるかもしれませんが……(笑)
♫ ぜ・い・き・ん ナシ ナシ  
  収支記載も ナシ ナシ  
  だから 書籍費用が 浮 く ♬
 
とか……

 三週間くらい前のものらしいですが、モノマネ芸人の清水ミチコさんが痛快な「実験」動画を上げていて、笑ってしまいました。さすがです。……しまいには泣けてきましたよ。
「どんな悪事もいいメロディに乗せると感動的になる?」という実験 - YouTube

 川柳にしても、替え歌にしても、風刺が単なるガス抜きになるか、それとも燎原の火のように拡がるかは、我々次第だと思います。子どもや若い人たちに、もっといい国、もっといい社会は残せる(はずだ)と思う「我々」であってほしいですけど。



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政治の裾野

 トニー・ブレア元英国首相の回想録を読み終えて、一国の首相を務めるには、相応の知識はもちろんのこと、不屈の闘志やバイタリティーなど、総じて普通の人間のレベルでは済まないパワーが必要なことを改めて思い知りました。それはおそらく首相とか政治家に限った話ではなく、組織の代表にはそういう人物が選ばれる下地というか裾野が英国にはあるということでしょう。もちろん権謀術数はあるでしょうけれど。
 翻って、この国はどうかと考えますと、残念ながら、現実には「そういう人物」が選ばれる構造になっていないといいますか、特に政治の世界では、選ぶ方にも選ばれる方にもおおよそふさわしからぬ事例ばかり目についてしまいます。今朝などは、X(ツィッター)を眺めたら、「岸田首相の長男・翔太郎氏」というトレンドが立っているので、何かと思ってのぞいてみると、翔太郎氏が議員会館地下のコンビニでチョコ菓子を買ったのを目撃したという(在京テレビ政治部記者の話を膨らませた)記事に対するコメント類なのですが、岸田さんを貶める(貶めたい)延長みたいな話です。ブレア首相も在任中は「難癖」レベルの誹謗中傷に年中晒されていたようですから、こういうのはわが国だけの特殊な現象ではないでしょうけれど、いくらなんでも首相の息子がお店でチョコを買ったら「「唖然」とする買い物」ってことはないでしょう。じゃあ、あなた、翔太郎氏が何を買ったら「唖然」としないんですか、と問い返したくもなります。首相としての岸田さんを擁護する気など1ミリもありませんが、政治への関心を「その程度」に差し向ける(貶める)効果しかない記事(内容)にトレンドを立てて過剰に反応している場合ではない気がします。
岸田首相の長男・翔太郎氏、ひっそり秘書活動に復帰も…議員会館のコンビニで「唖然」とする買い物 | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌]

 現下の政治のトップニュースは、自民党の裏金議員の「処分」をどう決着させるかですが、これほどの腐敗なのに真相(深層)は何も明らかになっていません。しかも「処分」と言っても、実質的にさして痛くもなさそうな内容ばかりで、たとえば「党員資格停止」など、時間がたてば元通りになるのは見え見えです。これでは、当該議員たちの多くにとっては、庶民的に言うと「一時停止違反」か何かで交通違反の反則切符を切られた程度の重さしかないでしょう(塩谷、世耕の両氏は怒ってるそうですが……)。国会でずいぶん時間を割いて「騒いだ」けれども、結局はこんなものです。この問題は、他の多くの人たちが言っているように、特別委員会などしかるべき調査機関を設置して別個に調査するのが筋で、国会審議は国民生活に直結する制度づくりや法案審議に時間を費やすべきです。

 国民一般の関心が他所に向けられているあいだにも、国会では重要案件の「審議」が「密かに」進められています。「密かに」というのは、こそこそして堂々としていないという意味ですが、ひどいなと思うのは、(筋違いにも)子育て支援の財源に(税金でなく)健康保険料をあてるという政府の方針です。しかも、国民の負担は増えないと言いながら、首相も大臣も、額がいくらになるか明確にしないのです。昨日の「地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会」(←長いですね)の大臣答弁などはかなりひどい内容です。buuさんが答弁を起こしてくれています。負担額がいくらになるのか、お答えしかねます、という押し問答を長々と繰り返したあげくの場面からですが、一部引用をお許しください。動画は3:31分頃からです。
https://twitter.com/buu34/status/1775442267345744054
【国会中継】衆院 地域・こども・デジタル特別委員会 子ども・子育て支援法改正案について質疑(2024年4月3日) - YouTube

山井和則(委員/立憲):……今日の日経新聞の社説を見て頂きたいんですが、今朝の社説「この試算で育児支援の議論は深まらない」、私が言ってるんじゃありません、日経新聞ですね。「支援のため、誰にどんな負担を求めるのか、その情報が示されなければ、制度の実像は見えてこないはずだ」と。「それなのに、子ども家庭庁が29日に公表した支援金制度による負担額の試算は「極めて限定的な内容だ」と。ちょっと念のため読み上げます「給付と負担を一体で見た時、子育て世帯にどんな受益がある制度であり、それが世帯所得によってどう変わるのか、支え手となる人達の負担は、単身や夫婦二人などの世帯類型や所得別にどうなるのか、こんな基本的な情報を、なぜ示さないのか、不思議でならない」となってるんですね。……<中略>……やっぱり、年収が200万か400万か600万か800万か1000万かの場合、850円、被保険者一人当たりの負担額はいくらになるのか、これ、知りたいの、当然だと思いますよね。自民党さんも知りたいですよね?これねぇホントに、それによって全然イメージが違うからね、……<中略>……これね、負担ですからね、国民の皆様に負担を強いる時に、平均的なイメージは、自分は分かっているけれど、高所得の方、低所得の方がいくらになるかは、(担当大臣が)私は理解してません、というのはね、それはやっぱり、当然、話にならないわけで。日経の社説でも、「これでは何か都合の悪い情報を隠しているとの批判を受けてもおかしくない。実質的な負担は生じないとの主張も国民の不信を高めかねない」ということなんですね。これ、委員長、私達は、建設的に前向きな、子育て支援の財源の議論をしたいと思ってるんですけど、一番国民が関心をもってる不安に思ってる負担がね、わかんないということでは、これ、今後ね、審議して行くにあたって、毎回これね、所得別の負担額出してくれ、って、こんな議論できませんから。言っちゃ悪いけど私も、(質問が始まってから)もう30分経ってますけどね、もっと中身の議論したいわけですよ、言っちゃ悪いけど。ハッキリ言って。でもこれはね、あのー、まず加藤大臣、お伺いします。出してもらえませんか、次の審議までに。やっぱこれね、繰り返し言いますよ、山井が言うんじゃないですよ、日経新聞さんが社説で言ってるんですから、それはね、多くの国民の素朴な感情ですよ。負担、自分の場合、いくら増えるの?って。せめて、それ示さないと、審議が深まらない。たとえばね、ラーメン食べられませんか?言われてね、額いくらですか?って言われて、それは言えませんとかね、値段によって、この制度いいか悪いかって、やっぱ思うじゃないですか。それをね、平均的なレベルは見せますけれど、このー、所得階層別には見せられませんと言うことでは、国民はね、喜んでいいのか、悲しんでいいのか、反対していいのか賛成していいのかも、わかんないわけですから、加藤大臣、次の審議までに、日経新聞も社説に言ってるわけですからね、所得階層別の負担額、出して頂けませんか?

加藤鮎子・子ども政策等担当大臣あのー先ほど、えーまぁ、個別、のけいさ……、その所得が低い方、高い方との、あのー、事をまったく把握していない、というような、あのー、ご指摘のように受け止めましたけれども、そういう事では、ありませんで、えー、あのー、計算方法や、把握、あのー、計算方法・考え方は、私自身把握しておりますし、あと、お尋ねの年収別の拠出額については、そのぉ、具体的なキチッとした数字で出すということは、数年後の賃金水準等によることから、えー、現時点で、えー、一概に申し上げることは出来ないという事を申し上げてございます。えぇ、他方で、被用者保険、に関する支援金額は、あー、先ほども申し上げましたけれども、所得、負担能力に比例する、ものでございまして、どの制度においても、拠出額は令和3年度の医療保険料額の4~5%とぉ見込まれますので、あのー、簡単にこう、区切って、えーそれに対していくらと、自分自身が当てはまらないケースで、お示しをするよりも、お一人お一人が、ご自身の、医療保険、料額とを見た上で、えー、たとえばぁ、4%から5%をかけて、イメージをわかせて頂く方が、ご自身に引き寄せたイメージを、わかせて頂けるものと、このように、考えてございます。

山井:いや、私、こんな法案聞いたことないですよ、負担額はご自身で計算して下さいってね。そしたら法案審議成り立たないじゃないですか。負担を求めるのは政府なわけですよ?そしたらたとえば、この健康組合、平均850円ですけれど、高所得者によっては2倍の、1700円を上回ることは、あるんですか、ないんですか?

加藤あのー、通告を受けておりませんこともありますし、個別のケースについてはお答えを控えさせて頂きます。
 ……<中略>……
山井:いくらなのか分かりませんと言うのはね、これはやっぱね法案審議として成り立たないんですよ、極端な言い方したら私達もね、賛成反対が決めようがないですよ?いくらかが分からないんだから。まだ100歩譲って、3年後に分かりますって言うんだったらいいけど、3年後も給与明細見ても永遠に分かんないんでしょ?将来的にね?そんないい加減な制度、入れるなってことになっちゃいますよ?これ、ハッキリ言って。これね、ぜひ委員長、ま、キツク言えばね、これ、ホント、政府による審議拒否だと思いますよ?繰り返し言います、日経新聞の社説で「これでは議論が深まらない」って言ってるんだから、ぜひ次の委員会する時には、こういう議論でね、30分も時間使わなくていいように、所得階層別ではいくらです、という資料を出して、次の、先の議論に行きたいと思うんですけど、委員長いかがですか?(後日理事会協議)……

 途中、子どもとかけ算の答え合わせをしているような問答のシーンが長くて閉口しますが、「個別のケースについてはお答えを控えます」というセリフを護符のように繰り返されては、こちらは「どんぶり勘定」さえできません。加藤大臣の答弁を見ていると、今のこの国で国務大臣を務めるのに必要なのは、相応の知識ではなく、時間潰しの技術、官僚の作文を執拗に繰り返すことのできる「不屈の闘志?」であるように感じます(あとは「親の七光り」でしょうか)。比較するだけ無駄ですが、この国からブレアさんのような首相が現れるのは当面無理、それどころか、かなり後退してしまっている感じさえします。

 しかし、状況が人をつくるのだとすれば、このままでは済まないでしょう。一昨日病院に行ったら先生にダメだし?されてしまったので、生きているあいだに「そんなシーン」に遭遇できるかどうかわからなくなってきましたが(笑)、いろいろなところで活躍している若い人たちを見ていると、「政治不信」だの何だのと、いくら「諦念」を誘導されても、希望を捨てる必要はないと思っています。


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